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お庭のモチーフとして、対抗馬に上がっていたのは、何を隠そう「小人」=ノームでした。しかし、小人をモチーフに選ぶことへのためらい。はっきり言ってしまえば、風当たりや顰蹙(?)。茨の道になりそうなことは想像されました。というのも、いいにつけ、悪いにつけ、この置物、ネット内で物議を醸しだしている代物だったのです。さすがに、あの原色系の置物を置こうとは思わないものの(利用されている方、失礼)ノームに対する評価の厳しさと言ったら……
私の考えているノームは、ある絵本からのモチーフでした。 「GNOMES」 ノーム
(文=ヴィル・ヒュイゲン 絵=リーン・ボールトフリート 訳=遠藤周作・山崎陽子・寺地伍一) ここに登場する小人は史実とともに生き、その生態や習性が、実にこまやかに記載されています。自然をこよなく愛し、そこから、知恵や力を享受し、動物や植物に与えたり、与えられたりしながら共に暮らす。一方、その素晴らしい自然を破壊しようとする、人間の心の貧しさに、怒り悲しみながらも、共存の道を模索する優しいノーム。そんな姿が描かれています。(とい言いながら、きちんと読んでいないので、あしからず。よく読後感想文を、あとがきだけ見て書くという過去の経験が活かされています)子供の絵本ながら、大人をも魅了する世界。ノームの生態を研究しつくした学術書とも言える世界です。見ようとしない人に見えないだけ。本当に、ノームは存在している。そう思わせる力のある絵本です。
そんなノームに若かりし頃(?)より、魅せられていたこともあって、庭のモチーフは……と考えた時に、真っ先に思い浮かんだのです。きっと、この庭のどこかに、ノームは暮らし、ずっと、私を見守ってくれている。何か、自然に対して失礼なことを仕掛けたら、彼らが軌道修正の道を、さりげなく示してくれる。そんなノームをモチーフに……と思うものの、その意図することを伝えるのは、実に困難が伴いそうです。また、原色系ノームは、いろいろありそうですが、私が求めるシックなノームは、おそらくあまり手に入らないことも、容易に想像できます。
自分自身が、「あれが嫌い」「これが嫌い」と、言い放っていながら、自分の好きなものが否定された時、それが持つよさ、すばらしさを、提示して納得させたい。そんな思いをいつも持っています。ですから、この小人たちのすばらしさをなんとか、私が伝えてみせる。そんなことを思っていたのですが、モチーフとしてグッズが、あまりないと、それもかなわないと諦め、ノーム案は消えたのでした。
ところで、広いこの世界、私のあまり好みでない、原色系キャラクターグッズに、何らかの意味づけや思い入れを持ち、好き嫌い激しい私を納得させてしまうような、気概を持った方って、いらっしゃらなものか……と思っていたら、おられるんですね。「香りのする花の庭」のWANWANさんです。ガーデニングテーマは「娘の感性をゆたかに育てる優しい色と香りにみちた庭」と明確なコンセプトを打ち出し、ピーターラビットや、リスといったキャラクターを、五感を刺激するツール=オブジェとして取り入れられていました。正直なところ、私は、あの原色系キャラクターグッズは、ご遠慮申し上げたいと思っています。しかし、私の「嫌い」を「好き」に変えないまでも、この用い方、充分、納得させられます。「恐れ入りました」とひれ伏してしまいます。原色系グッズの代表とも言える小人。小人嫌いのみなさん、いかがでしょうか?改めてお聞きします。「小人はお嫌いですか?」
■ ガーデンオーナメント 探索の旅

● 「官能の庭」 【by くまどり】 →くまどりさんのオーナメント

● 「京都新聞社・ガーデニングダイアリー」 【by 京都新聞社】 →女性の彫像

● 「花格子の会」 【by M】 →花のオアシス その10 おばちゃんガーデニング
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