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春と秋。この曖昧な季節が、微妙なニュアンスで伝えようとする日本人のメンタリティーにも合致していて、心惹かれるのかもしれません。逆に、春と秋という季節を、我々が、体験してきたことから、曖昧ではっきりしたことを避ける日本人的な部分を作り上げてきたといえるかもしれません。この微妙な季節を堪能できるのが、雑木のコンテナなのだと思うのです。
今年の夏、八ヶ岳倶楽部に伺ったあと、「風景を作る人」と「これがわれらのコンテナーガーデン」をもう一度見返してみました。そこに新たな発見が、たくさんみつかりました。何気なく読み過ごしていた言葉の意味を、自分の体験に置き換えると、さまざまなことが見えてきます。
そして、もう一つの発見……それは裏表紙に並べられたコンテナ。それほど気に止めることはなかったのです。ところが、裏表紙が上になってテーブルに置かれているのを、遠目で見たとき、ハッとさせられました。本の中の寄りのアングルでは見えなかったものが、引きのアングルから見えてきたのです。
「遠くから見た時、これらのコンテナは風景を作り上げていた」ということに。
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